都道府県で初めて読書条例を制定したのは秋田県
知らない方も多いでしょうが、秋田県は平成22年(2010年)に都道府県で初めて読書条例を制定しました
この読書条例では次のことを目指しています
・県民が心豊かな人生を送ること
・文化的で豊かな社会を構築していくこと
さらに子どもから大人まで、すべての県民が読書に親しむことを目指して11月1日を「県民読書の日」としました
具体的には11月1日ころに読書イベントを集中的に開催しています
例えば、秋田県立図書館では2023年10月14日から11月11日までの4週間に限り、貸出冊数を普段の8冊から10冊に増やしました

上限が25%アップしていますね
ほかにも北秋田市にある鷹巣図書館や森吉図書館、合川公民館図書館では「ブックコートフィルムサービス」が無料で受けられるイベントが開催されました
「ブックコートフィルムサービス」とは、自分が持っている本に図書館の本と同じフィルムをかけるサービスです
2023年10月26日から11月9日に受け付けた本を、11月27日以降に返却するという方法で実施されました
受付制限があり、鷹巣図書館と森吉図書館では30冊ずつ、合川公民館図書館では10冊まででした

こちらはオリジナリティあふれる面白い企画です
都道府県では初めてなのに、全国では2番目ってどういうこと?
実は秋田県よりも前に読書条例を制定した自治体があります
それは宮崎県にある高千穂町です
高千穂町では秋田県より6年も早い平成16年(2004年)に読書条例を制定しています
つまり高千穂町は都道府県ではなく市町村だから、読書条例を初めて制定した都道府県は秋田県になるということです

いつか高千穂町に遊びに行きたいと思っています
「都道府県では初めて」は文部科学省も使っている表現
「都道府県では初めて読書条例を制定」は文部科学省のホームページなどで使われている表現です
故郷の秋田県を持ち上げるため、このブログで無理やり作った表現ではありません
しかし秋田県のホームページである美の国あきたネットでは「全国に先駆けて」という表現になっています

この「全国に先駆けて」とマイルドな表現にしてしまうあたりに県民性が表れています
ちなみに一般財団法人の秋田経済研究所のホームページでは「都道府県で初めて読書推進条例を施行」という表現になっています
まとめ
賛否はあるでしょうが、私は「都道府県で初めて」という表現を支持したいと思います
このブログでは、わかりやすく伝えるため次のように書くことにしました
「秋田県は、都道府県で初めて(全国では2番目に)読書条例を制定しました」
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